20180316

せどりで売上高を追う愚行




ようやく春^^

ずいぶん暖かくなってきましたが、うちの売り上げのほうはまだ冬の眠りから目が覚めないようです。

特にアマゾン・・・。

手数料は上がる一方なんですが売上は下がる一方で、なんだかなあ・・・。

ヤフオクの売上が増えているのでしのげていますが、微妙な心境ですw



さて、よくせどりのブログを検索すると、売上○○万円円達成!、せどりで○○万円稼いだ!!とかのアピールをするセドラーさんが多いですよね(^^;)

それって確かにすごい事なんですし、初心者の人も「へー、せどりってすごい!」ってインパクトを受けるかもしれませんが、実は売上高を自慢しても実は何にもなりません。

資金力次第ですが、せどり(転売)において売上高はいくらでも増やせるんですよ。

例えば、資金が無限にあってダイヤモンドをせどりしたとします。

100万円仕入 → 110万円売上

100万円でせどりしたダイヤモンドが運よく110万円で売れました。

なら粗利益は10万円ですけれども、売上高は110万円。

見事、月商100万円達成!になるわけです。

ただ、これってすごいですかね?


今回110万円で売れたからよかったものの、110万円では買い手がつかず売れ残ってしまい80万円で叩き売ったら20万円の赤字です。

しかし、

見事、せどりで80万円達成!になるわけです。


こんな感じで、

どのセドラーさんの売上高がいくらだろうが、これを見て感心しても実際はあまり意味ないんですね。


一例を考察してみましょう。

※ 話を単純化するため手数料は無料で考えます。

①9000円仕入れ → 10000円売上

②100円仕入れ → 1100円売上

①②どちらも1000円の粗利益ですよね?

どちらも仕入から1ヵ月後に売れたとします。

どっちの取引が優秀でしょうか?

それの答えは②


なぜか?

・①のほうは仕入の際9000円のリスク、②のほうは100円のリスク。100円のほうが圧倒的にリスクが小さいわけです。

・①のほうが9000円というお金が売れるまでの1ヵ月間拘束されてしまいますが、②のほうはたった100円拘束されるだけ。①にくらべると②は1ヵ月間8900円の資金を自由に使えます。
そのお金で他の商材を仕入れることも出来ますよね?


同じ1000円という粗利益を出すにも、②のせどりのほうがビジネス的には有利なんですよ。

特に新品せどりや電脳せどりは①型の取引になることが多いのです。

売上はぶっ飛びますが、あまりに原価率のよくないせどりで在庫を仕入れるのはリスクが高まります。

かつ、万一売れ残ると資金効率が悪化して退場にまでつながりかねません(いわゆる黒字倒産になってしまう)ので注意しましょう。


小さな資金で大きな利益を生み出す

どうしても人間欲が出て、利益の出るものをあれもこれもと仕入れたくなるんですが売上は上がりますが非常に危険です。

売上を上げんことにはなんともならんのは分かりますが、仕入れのリスクには常に戦々恐々としている必要があります。

特に値が張るものは用心しましょう。

売上高の大きさにあまり振り回されず、利益率、回転率のよい商品を虎視眈々とせどりするのが生き残るコツの1つであると思います。

そうは言っても、なかなか難しいんですけどねえ(*´ω`*)